バレーボールやバスケットボールを行っている中学生、高校生であれば、ジャンプ力を高くするためにフィジカルトレーニングをやりたい!という人も多いと思います。
でも実際、ジャンプできる環境がないときもあります。
例えば家の中でトレーニングする場合。
ジャンプなんてしたら、ドタバタうるさいですよね。
床も滑ってあぶないし、シューズを履かずにジャンプトレーニングすることはカラダにも大きな負担をかけますので、オススメしません。
家の外でなら実施できる場合もあります。
ただここでも、地面の硬さに注意が必要です。
コンクリート、アスファルト。
やるジャンプトレーニングの内容にもよりますが、基本的にコンクリートやアスファルトのような地面の硬い場所はカラダへの衝撃が強いのでオススメできません。
じゃあジャンプ力を高めるためのトレーニングは、ジャンプできる環境がなかったらできないのか?
そんなことありません。
自宅でも、ジャンプせずにジャンプ力を高めるためのトレーニングは可能です
高くジャンプするには、「垂直方向へ大きな力を一気に発揮できる能力」を高めればいいので、ジャンプでなくてもこういった能力を高めるためのトレーニングができていればOKです。
パッと思い浮かぶのは、スクワット。
有名なエクササイズですが、これなら自宅でもできます。
スクワットというと、バーベルのような重量を担いで行うイメージもありますが、トレーニング経験が浅い中学生・高校生であれば何も負荷をかけなくても結構しんどいです。
負荷に物足りなさを感じたら、
- スクワット動作をさらにゆっくりやってみる
- 脚を前後に開いたり、片足でスクワットしてみる
- 素早くやってみる
といった方法をとります。
ただ、どの方法もメリット・デメリットがあります。
賢くやっていかないと、かえってジャンプ力を低下させてしまうこともあります。
これはバーベルを担いで重量を増やす方法でも、直接ジャンプするトレーニングにおいても一緒です。
共通して言えることは、負荷をかけない状態のスクワット動作をスムーズに実施できる状態をつくることが最優先だということです。
負荷をかけないうちに適切なフォームを習得できていることが重要です。
これは成長期のうちからでもじゅうぶんに取り組めることです。
スクワットの適切なフォームって?
適切なフォームと言ってしまうと、スクワットでいえば「膝をつま先より前に出さない」「膝を内側に入れない」「背中・腰を丸めない」ということに捉えられがちですが、そうではありません。
これは、正しいカラダの使い方を習得すれば視覚的にスクワットがそう見える「結果論」であり、そうなるようにフォームを修正していくこととは若干異なります。
地面にむかって垂直方向に、うまく力を伝えられるような動作を習得することで、結果的にフォームは安定します。
スクワットひとつとっても、ジャンプ力の向上のためと考えればただ単にやればよいというわけにはいきません。
他にも自宅の部屋でできるトレーニングはいろいろあります。
全てに共通することは、「ジャンプ力を高めるための、何らかの要素を狙って行っている」ということです。
ただ、やっぱりジャンプ力を高めたかったら、一番やるべきなのはジャンプです!
自宅のトレーニングとあわせて、必ず競技の練習に出てジャンプそのもののトレーニングは欠かさず行いましょう。
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